(1810m)(1839m) 
日時 H17. 6.18
天候 晴
参加者 5名
コースタイム
4:50 自宅発
5:15 勝山市役所前
7:30 銚子ガ峰登山口駐車場着発
7:40 石徹白の大杉
8:40 おたけり坂
9:15 神鳩ノ宮跡避難小屋
9:53 母御石
10:17 銚子ガ峰
11:20 一の峰
11:30 一の峰発
12:15 銚子が峰着昼食
12:50 銚子ガ峰発
13:40 神鳩ノ宮跡避難小屋
13:50 雨宿りの岩
14:30 石徹白の大杉
14:45 登山口着
15:00 登山口発
16:50 勝山市役所着
17:00 自宅着
今日はツバメオモトの花がたくさん咲いているのでと、花好きに銚子ガ峰のお誘いがかかった。
一昨年の12月、雪で神鳩の宮跡避難小屋の少し上あたりで引き返しているので、気になっていた山だった。ツバメオモトがたくさん咲いていると聞いて期待度大・・・(^_^)。
5時に集合して石徹白に向けて出発する。
7時15分過ぎに駐車場に着くが、すでにかなりの数の車があってびっくりする。
ヤマボウシ・ミズキの花が咲いてお出迎えしてくれた???
準備を整えて、7時30分、出発する。
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石段430段を登ると、もうそこに石徹白の大杉がある。樹齢1800年、幹まわり18.1mで大人12人で囲める太さだとか・・・。木の高さ25m。周囲を縄で囲ってあって、近寄れないようになっている。
色々な木が幹の途中から生えている。
まだ元気に葉を繁らせていて、堂々とした大樹だ。



樹齢1800年、白山が開かれていない頃からすでにあった木ということになる。
石徹白道が開かれて、白山へ登る人々をずっと見つめ続けてきたのだ・・・。
近寄れないようになっているので、幹に触れることはできないが、触れてみたくなるような木肌だ。湿った冷たい感触なのか、暖かみのある乾いた感触なのか。
木霊のせいなのか霊気が宿っているような場所だ。
しばしの休憩の後、朝の光の中を本格的に歩き始める。
シオデの薄黄緑色の花が咲いている。野草図鑑を読むと食べられるとあるが、美味しいのだろうか、花のあとは青い実がなる。ソクズ(クサニワトコ)?らしい花も咲いている。
ツクバネソウが咲いている。時々葉っぱが5枚のものがある。四つ葉のクローバーのように、葉っぱや花びらの枚数が違っていて、自然はアバウトだなあと思うが、自分が知らないだけで何かの規則性があるのかもしれない。
アカモノの釣り鐘状の白い花が可愛らしい。咲き始めたばかりで葉っぱの色も優しい色だ。
タニギキョウの蕾だろうか、白い花の蕾があった。







しばらく歩くと、願教寺山が左手に見えてくる。
山頂付近は岩肌が見えて、急角度の険しい山塊に見える。
六本檜から幅が平の台地越しに見る穏やかな表情とは違って、厳しい山容に見える。
今日は雨は降らないのだが、遠望の利かないどんよりとしたお天気だ。
ブナの林床にはギンリョウソウが咲き始めている。咲き始めて間もないのか、花に土がうっすらと付いてる。
マイズルソウ・ホウチャクソウ・ニガイチゴと白い花が目立つ。






おたけり坂の急登を登る。坂の途中に雨宿りの岩屋がある。
泰澄大師のお母さんが女人禁制の白山に大師の後を追って登った時、山の神の怒りに触れ、血の雨・槍の雨が降ってきたのを避けた場所だという言い伝えがある。岩でふさがれていて、中には入れそうもないのだが・・・(-_-;)。




坂を上りきって、尾根道に出ると、ようやく銚子ガ峰の前山が見えてくる。まだ雪が残っているようだ。
冬は木が葉を落としていて、神鳩の宮跡の避難小屋が遠くから見えたが、今は葉が繁っていて見通しが悪く、見えないようだ。


小鳥の鳴き声が聞こえる。カッコウやウグイスの声がどこからともなく聞こえてくる。
ブナの林の中を少しずつ高度を上げて行く。

ヒロハユキザサ・ゴゼンタチバナ・ツマトリソウ・ミツバオウレン・エンレイソウなどが咲いている。
薄紫色のスミレの色が鮮やかだ。
赤いキノコが一つ生えていた。何かが囓ったような跡が付いている。美味しくなくて囓るのを止めたのだろうか?
オオカメノキの白い花がまだ咲いている。






前山が正面に見えてきたと思ったら、神鳩の宮跡の避難小屋に着いた。
小屋の前にはミヤマキンポウゲの黄色い花がたくさん咲いていて黄色い花がきれいだった。
しばらく休憩、食料を口に入れて一息つく。




10分ほど休んでまた歩き始める。
イワカガミの濃いピンクの花が咲き始めている。
ようやくまだ残雪の多い別山が見えてくる。
ハウチワカエデの鮮やかな赤い花と、葉っぱの黄緑色との対比が美しい。


ムラサキヤシオ・オオバキスミレと色んなお花が目を楽しませてくれる。
しかし、お花が多くてカメラのシャッターを切るのに忙しい・・・(-_-;)。一人遅れがちになる・・・。
ブナからダケカンバに変わって行く。


願教寺山方面が見えてくる。
よも太郎山・日岸山・薙刀山・野伏岳と地図の上では書かれているが、どれがどの山かわからない・・・(-_-;)。


9時53分、母御石に到着。石の上でお昼寝中の方がいた。お天気はいいし、気持ちよさそうだった・・・。


雲が流れて、別山が青空の中に見えてくる。まだまだ残雪が多い。

ハクサンチドリが咲き始めている。こんな季節に見られるとは思っていなかった・・・(^_^)。
コバイケイソウもイワナシも咲き始めている。




10時17分、雪渓を何カ所か渡った後、ようやく銚子が峰に到着する。


真ん中、谷筋にまだ多くの雪が残っているのが別山。
手前からシロクマのような形の雪渓のあるのが一の峰・その奥が二の峰・まだまだ雪が多いのが三の峰の勇姿。
銚子ガ峰に荷物を置いて、一の峰まで歩く。だんだんと白山でしか見たことのない花になってゆくのがうれしい。

雪渓を渡る手前にキヌガサソウがいくつか纏まって咲いていた。
花びらの数がアバウトで、6枚7枚8枚9枚とバラバラだった。
タムさんの素人植物図鑑によると。
「8-10個輪生する葉も大きいが花も10センチ近くのものもある。
1株に1つの花しかつけないが、沢沿いや雪渓近くに群をなして咲くので遠目からでもその存在がわかる。
輪生する葉の数が7個以上になると花が咲き、葉の数と花びら(花被片)の数は一致する。
花びらの色は白からだんだん赤みを帯び、次に緑色に変わる。
名は輪生する葉を昔貴人にさしかざした衣笠にたとえたものとされる。」
とある。花びらが6枚のものもあったが、これから増えてくるのだろうか・・・?
ハクサンタイゲキの花がきれいだった(^_^)。咲き始めで、葉っぱの色と花の色が同じようで見分けがつかない。
咲き始めの色は透き通ったようなまぶしい明るさに満ちている。
目や心が洗われるような植物の姿は、本当に美しい。
へばりそうだが、お花に元気をもらってまた頑張って歩く。

10日前には雪渓だった場所も雪が溶けているそうだ。その頃咲いていたミネザクラには、もう赤い実ができている。
つまんで食べてみると苦い・・・。小さいがとっても美味しそうなサクランボの色をしているのだが・・・。
イブキトラノオが咲いていた。大好きなカラマツソウの白い花も咲き始めていた。
ツバメオモトは、下の方ではもう花が散っていたが高度が上がってくると、蕾や咲き始めの花も多い。









ニッコウキスゲが一輪だけ少し色付いていた。
蕾がたくさんあったので今年は昨年よりは咲くといいのだが・・・。
三の峰の尾根の北側はまだ雪がたくさん残っている。
左下のでっぱりは剣が岩のあたりだろうか?
剣が岩も泰澄大師が千匹の蛇を封じ込めたと伝えられるが、石徹白道も泰澄大師の言い伝えが何カ所かある。
福井・麻生津の生まれ、母は猪野姫というからには越前禅定道は泰澄大師が開かれたのだろうが、石徹白道や加賀禅定道も開かれたのだろうか?六本檜からの道も・・・。

サンカヨウの白い花がいくつか咲いていた。タカネタンポポの大きな花も咲いている。
ゴゼンタチバナの開きかかっている花があった。
ハクサンハタザオだろうか?白い小さな花が咲いている。普段は見過ごしてしまう花だが、今日は何だかどの花にも心ひかれて、思わずシャッターを押している。こんなにもたくさんの春の花が咲いていてうれしい・・・(^_^)。それぞれに美しい花を咲かせる姿は何と不思議さに満ちているのだろうか。









11時20分、一の峰に到着する。
振り返って見ると、銚子ガ峰にも残雪が見える。
サラサドウダンツツジがいっぱいの花を付けている。


ササユリの蕾が膨らんでいる。コイワカガミの花色が濃い。
しばし休憩の後、銚子ガ峰で昼食をとるため引き返す。
登りは気が付かなかったアズキナシの白い花が咲いていた。




12時15分、銚子ガ峰に到着。ようやく昼食になる。
昼食をゆっくり食べて帰路に着く。
下りは早い・・・(-_-;)。

雪でしなったブナがその姿のままに成長している。標高の高い山のブナは過酷な生育環境を強いられる。
新緑の姿が逞しいとも痛ましいとも思える。

木が倒れている。ずいぶん太い木だ。どれくらいの年月を生きたのだろうか?
気の遠くなるような時間が流れたのだろう。これからも時間は流れいつか土に還って行くのだろう・・・。




石徹白の大杉の水場でひんやりと冷たい水を飲む。
サワフタギが柔らかそうな真っ白い花を咲かせている。
14時45分、登山口に無事到着する。
ミズキやミヤマニガナの花がお出迎えしてくれる。
ゆっくりと帰る準備をして帰路に着く。




お花がたくさんで、いい山だった。