〜平瀬道〜 
日時 H17. 8.28
天候 晴
参加者 4名
コースタイム
3:00 市役所発
5:40 大白川登山口駐車場着
6:00 駐車場発
6:35 1km地点
7:15 2km地点
8:02 3km地点
8:30 大倉山山頂
8:35 大倉山避難小屋
9:10 5km地点
9:42 カンクラ雪渓 5.7km
10:30 賽の河原 6.3km
10:40 室堂着
11:50 室堂発
12:20 御前峰
12:30 御前峰発
13:00 室堂着
13:10 室堂発
15:45 登山口駐車場
16:30 駐車場発
19:10 市役所着
土曜日、平瀬道に行くお誘いを受けていたのだが、職場の奉仕作業があって、残念ながら行けなかった・・・。
しかし、お天気がイマイチで計画が土曜日から日曜日に変更になったので、急遽行けることになったのでした。ラッキー!(^_^)!。
3時集合で、勝山市役所前を出発する。
暗い中を一路岐阜に向けて出発。
大野〜和泉村〜九頭竜湖と暗い中を走る。
油坂を越えて白鳥に入るあたりでようやく少し空が白んでくる。
ひるがの高原を抜けて、牧戸で左折、荘川を御母衣ダムに向けて走る。
大白川橋を渡り左折、大白川に沿って林道を約20キロ遡上する。
5時40分、登山口の駐車場に到着。
駐車場はかなりの台数の車がある。昨日から泊まりで登っている人たちのようだ・・・。
今日登る人は少ない模様。
月見草が黄色の花を咲かせている。薄もちらほらでかかっている。山はもう秋のけはいだ。
東の空が朝焼けで赤くなってくる。今日はいいお天気らしい。
6時出発。室堂まで6.9km、御前峰まで往復約16kmの道のりとなる予定。


丸太の階段のややきつい勾配を登り始める。
歩きだしてしばらく体が馴れるまではやや辛い。日帰りなので荷物はそう多くはないはずなのに、今日は荷物が重く感じられる。
7時、大白川から2kmの地点でしばし休憩。
雲海の向こうに槍ヶ岳、続いて穂高連峰そして乗鞍岳が見える。右の写真は御岳山。
雄大な風景が広がっている。


ツルニンジンの大きな花が咲いている。まだ咲き始めたばかりのようで、白い蕾が蔓の先にいくつか付いていた。
イチヤクソウも咲いている。白山では見かけたことがないが、花の咲く時期に登らないからだろうか?
小さな花は大きく撮るには限界があって、一眼のデジカメとマクロレンズがほしくなる。
先を急ぐ山はゆっくり写真を撮っている時間もなく、慌てて取るのでピントがしっかり合っていない写真が多い・・・。
接写に何枚失敗したことか・・・(-_-;)。
ツルリンドウがクリスマスのベルのような形をしている。上から紐で吊り下げたリボンと鐘のようで可愛らしい。
アキノキリンソウが咲き始めで、黄色い花の色がとっても鮮やかだった。シロヨメナも咲いている。
山ではもう秋の花がしっかり咲いている。暑いと思っているうちにいつの間にか秋は始まっているようだ。
カニコウモリ、ハクサンカメバヒキオコシの小さな紫色の花も咲いている。









ブナ林を歩く。砂防新道のように混むこともなく自分のペースで登れるのがありがたい。
足許にはミヤマニガイチゴがなっていて、真っ赤な色に目を惹かれる。
ユキザサの実が黒く色付いていて、葉っぱも枯れかけている。早々と姿を消して行くのか・・・。
ヨツバムグラの小さな小さな花が足許に咲いていた。いつも気になっていた小さな白い花・・・。




左手前方に見慣れた別山の姿が見えてくる。手前は何という山なのだろうか?
いつのまにかブナからダケカンバが多くなってくる。一抱えもありそうな太い木もある。
ブナのきめの細かい木肌と違って、ダケカンバは白っぽい少しヒビの入ったような木肌で、雪が多いのだろう色んな形に曲がっている。


尾根道にオヤマリンドウの薄紫の蕾を見つけた。まだ紫が薄く、これから濃くなって行くのだろう。
開いている花はなかったが、もうすぐ咲きそうだ。
ノリウツギ・ハクサンボウフウ・サラシナショウマ、そしてハクサントリカブトが少し色付いている。
オオカメノキの赤い実が色鮮やかだ。









8時30分、大倉山山頂 2038.6mを通過する。
8時35分、大倉山避難小屋に到着。
水場もトイレもない小屋だが、中はログハウス風できれいだった。
小屋の向こうに御前峰と剣が峰が見えている。
大汝は剣が峰の影に隠れて、見えないようだ・・・。


ここでようやく半分の道のりだ・・・。
ウラジロナナカマドの実が赤くてきれいだ。
御前峰の手前に見えるピークをもう一つ越してゆくのだろうか・・・。

油坂の頭の向こうに別山が見える。
谷間は赤茶けた土(岩?)の色が見える。いつも眺めている反対側からの別山だ。
また違った印象を受ける。
登って行く右手の斜面にタケカンバが何本も見える。

ダケカンバは太くて大きい。樹齢はかなりの年数になるのだろう。
尾根道を緩やかな登り、ジグザグの登りを繰り返しながら高度を上げて行く。


ヤマハハコが今を盛りと咲いている。葉っぱも花も気持ちのよいほどきれいだ。
つやつやと光る細い葉っぱに純白の花びら、そっと触れてみたくなる。どんな感触だろうか、こんど触ってみよう。
せっかく咲いても虫に食われて花びらに穴が空いていたり、葉っぱが虫食いだったりと自然はなかなか厳しい。
ありのままの花をありのまま写せるといいのだが、やっぱり虫に食われていないきれいな、今盛りの花を探してしまう・・・。




振り返ると大倉山が足許に見える。
登っている時は黙々と歩いているので全体的な位置がよくわかっていないが、こうして振り返ってみると、随分高く登って来たことを実感する。
少しずつ青空が広がってくる。


もう花が散ってしまっているシモツケソウが多い中で、見頃の花が一輪だけあった。
優しいピンク色、蕾の小さな丸い粒、緑の中に映えている。
登りの辛さが一瞬安らぐ。何ともいえないほどやさしい色合いに一息つく。
オブジェのような大木の倒木に蔓がからまって、手前にはナナカマドの赤い実が色づいている。
バックが青空だったら完璧なのだが・・・。


9時10分 5km地点、ようやくあと2kmの道のりとなる。
ベニバナイチゴの真っ赤な実がたくさんなっている。美味しそうな実を頬張ってみる。
少し早い実はまだ酸っぱいが、よく熟した実はなかなか美味しい。熊になった気分だ・・・。
たくさんのイチゴの木があるが、熊の餌になっているのだろう、クマイチゴも混じっているんだろうな・・・。
このあたりからハクサンフウロが咲いている。
カライトソウはここで咲いていた一株しか花を見つけられなかった。
斜面にサラシナショウマの白い花が空に向かって真っ直ぐに伸びていて、風が吹くたびに揺れている。
斜面をジグザグに登って行く。正面のピークを過ぎるともう室堂は近い。
ハリブキの真っ赤な実もあった。









タカネナデシコの花びらは繊細だ。先が細く糸のように細く分かれて、雨の日には雨の滴を含んで垂れ下がってしまう。
お天気の日にしか本当にきれいな姿を見ることができない花だ。
タカネマツムシソウがまだ咲き残っていた。もう盛りは過んでしまったようだ。
トリカブトにたくさんの花が付いている。押しくらまんじゅうで満員御礼のようにひしめいて見える株だ。
カラマツソウの細かい花びらが可憐だ。まだ斜面のあちこちに咲いている。
登山道の縁に咲くヨメナの薄紫色が濃くて思わず振り返ってみてしまうくらいきれいだった。
ミヤマキンポウゲの黄色いツヤのある花も群れになって、登山道の縁に咲いている。






カンクラ雪渓の支柱が見えてきた。雪渓は残っていなかったが、いつ頃まで雪は残っているのだろうか・・・。
青空がきれいに見える。
室堂まで1.2km、もうすぐだ。
そう思ったのだが、それからが長かった。
一部崩壊している登山道の部分があり、迂回路になっている。
階段になっている狭い尾根道から谷底を見ると擂鉢状の谷になっていて、かなりの深さがありそうだ。
慎重に階段を上る。
帰りに谷の方向をのぞき込むとちょっと恐いかも・・・。
先日来た時に、平瀬道とアルプス展望コースとの分岐まで歩いてみた。
その分岐までもが長い。
もうしばらくと思ってしまったのでよけいにそう思うのかもしれないが・・・。
ユキザサ・ナナカマド・マユミと真っ赤な実が目を引く。
ミヤマコウゾリナの蕾は黒いのだが、花が開くとタンポポのような黄色い可愛らしい花を咲かせる。
柔らかそうな茎をしている。
高山植物は、カメラのファインダーを通してしか見たことがないので、触れてみたりにおいをかいだりすることも必要かもしれない。
このあたりまで来ると、イワギキョウやミヤマリンドウの青い花が咲いている。
晩夏の花々だ。夏の終わり、秋の花は何故かさみしい風情のあるような花ばかりだ。
深まってゆく秋に、自分の命の花びらを散らせて冬に向かってゆくからか、何となく心惹かれる花が多い。






別山が大きく見えてきた。油坂からのジグザグの道筋もよく見える。
今日はガスがかかることもなく一日中ずーっとよく見えていた。


ハイマツの緑の色がきれいだ。緑色の松ぼっくりが付いている株もある。
その向こうに御前峰がすっきりとと見える。
残雪もずいぶん少なくなっていた。ようやく賽の河原の案内板が見えてくる。

ハイマツの間から室堂の施設の赤い屋根が見えてくる。
前回花盛りだったコバイケイソウはもう黄色く枯れかかっている。
クロユリも一株も咲いていない。枯れかかった葉っぱが残っているだけだ。


別山が室堂平の向こうに見えるようになってきた。トンビ岩コースの道も見える。
10時40分、ようやく室堂に到着する。
外のベンチで別山を眺めながら昼食を食べることにする。

ヘリコプターが荷物を運んできた。かなりの高速で爆音を響かせ飛んできた。
荷物を置くと、見ている間に見えなくなってしまった。
しばらくするともう一度飛んできて、また直ぐに去って行ってしまった。
日曜日のお昼とあって室堂は閑散とした印象だ。
室堂平は2週間前と違って、夏の花の盛りは過ぎて随分花が少なくなっている。
イワギキョウ・オンタデ・ハクサンフウロ・イブキトラノオ・ナナカマドの赤い実・ミヤマリンドウといった花が目立つ。
階段の間にイワツメクサやミヤマタネツケバナの白い小さな花も咲く。




11時50分、山頂に向けて歩き始める。
12時20分、山頂に到着する。
長崎さんが担ぎ上げた80kgもある銅板の方位板を眺めながら、遠くに見える山を確かめる。
すぐに雨がポツポツ降りかかってきたので、早々と下山する。

13時、帰路に着く。
ヒメクワガタらしき花を見つけるが、またしても接写に失敗。
肝心な花芯の部分がしっかり写っていなくて花を特定できない。
オオシラビソの新芽がやさしいとてもいい色をしている。
オオヒョウタンボクの赤い双子の実が赤い実を付けている。
シラタマの木・アカモノの実、ヒメアオキの実と、どの実も赤だけど全く違う。
透き通った色、ツヤのある赤、黒の混ざったような赤と目を楽しませてくれる。









右側が切れ落ちた痩せ尾根の斜面の階段を慎重に下りる。
順調に高度を下げてゆく。
今晩は室堂泊まりなのか登ってくる人に何組か出会った。


ハイマツからダケカンバの林に標高が下がってくる。
風雪によってできたらしい木のこぶが何かの顔に見える。白水湖が見えてくる。


15時45分、登山口の駐車場に着く。
露天風呂で一汗流してさっぱりとする。
16時30分、帰路に着く。